本分科会では、参加者に当事者意識について考えてもらうため実際にインターネット上にアップされる記事を書いてもらった。

数あるインターネット問題の中から主に

  • 「インターネットでの“いじめ”問題」
  • 「ISISの日本人人質事件へのクソコラ問題」

を取り上げ、参加者に記事を書いてもらった。

<ネットいじめ>上田悠貴(uepee)
本来、インターネットは研究者が名前を公開する前提で使われだしたものだ。しかし現在は大多数の人々が匿名で使用できるものである。これは、将来も変わりない傾向になるだろう。ならば、ネットの匿名性を学校教育においてしっかり講義するのが何よりの対策になるだろう。

<ネットいじめ>松永光以(みい)
ネットという相手の事が見えない環境でのいじめ問題は、無自覚、無責任によって発生すること。SNSを利用している自覚を持ちボタンを押すとき、これでよいのか少し止まってみることが今私たちにできる最善の策ではないか?

​<ネットいじめ>池邉(おうき)
この情報を発信、発言するのが本当に良いことなのかいったん考えてみることが大切。ただ、会話の流れなどがあり、逐一考えるのは忘れるし、難しい。なので、どういうことがいけないことなのかを少しだけ常に常に浅くとも自覚をしていれば、いざという時にいじめを防ぐことができるのではないか。

<ネットで発信するとは>名取亮介(ニトリ)
相手をけなせば自分を大きく見せられる。気持ちいな。
自分はちっぽけだけど、真面目な話だってできる。うれしいな。
目を見ては言えないけど「死ね」っていうことができる。すがすがしいな。
目を見ては言いづらいけど、「愛している」って伝えられる。幸せだな。
あなたは何を発信しますか?

<ISISの日本人人質事件へのクソコラ問題について>伊藤寿津(すづ)
例えば夜書いた文を、朝見返すとまるで自分が書いたものではないように思えることがある。文章は何日か寝かせてみると全く違う印象のものになることがある。インターネットに情報を発信する場合もそれと同じで、文章を作ってから投稿ボタンを押すまで何日か寝かせて見る必要があるのではないだろうか?

<ネットでの悪質投稿を防ぐには>清水大輔(しみだい)
1.学校の授業でネットでのマナーの注意点を教える
2.学校の授業で現代史(今回は特に中東)を教える
3.学校の授業で道徳をより教える。

​<ISISの日本人人質事件へのクソコラ問題について>朝比奈英治(えいちゃん)
そもそもなぜ起きたのかと言うと自分には関係ない遠い世界の話であること。面白ければ許されるということが挙げられました。解決策としてSNSで発信するときは発信する前にワンテンポ置いてもう一度考えてみることが大切だと思います。特に自分以外の人やものに対して発信するときには更に注意していくべきだと思います。

<ISIS日本人人質事件へのクソコラ問題について>​野田大貴(だだ)
この問題の原因に「面白ければなんでもいい」という考え方が、どこか心の根底にあるからではと考えます。その上で、コラージュが簡単に出来てしまう技術や自己表現の手段にスマホが簡単に利用できるのも相まって、今回の問題が起きたのだと思います。なので、まずは「面白ければなんでもいい」という考え方を見直すことが解決策の一つになるのではと考えます。

​<ISIS人質事件のクソコラ>井上真宏(まさふぃー)
ISISのクソコラ問題は、当事者の自分は無関係であるという意識を自分の今過ごしている環境とのギャップから起こっているのだと思います。それを解決するためには、自分の意識の変革が必要であると思います。そのために相手への理解を心掛けること、自分の今やろうとしていることへの責任を持つことが大切であると思います。

<ISISのクソコラについて>中島寛也(ヒーロー)
自分に直接的な関係があるとかないとかではなくて、それを発信することでどんな悪影響があるのか、自分が当事者であったらクソコラを作られてどんな気分になるのかを発信する前に一旦時間をおいて考えてみることが大事だと思います。そうしたら解決できると思います。

<ISIS日本人人質事件のクソコラ>浅原康平(あっくん)
今日はU-comeでネット配信から社会問題について考えてきました。結論としては、発言をする前に自分の投稿を見直すというシンプルな事が一番重要なのだという考えにたどり着きました。ネットだけじゃなくて実世界でも自分の発言に責任を持てる大人になりたいです。

​<ISISのクソコラ問題について>​弘中寛之(ろっひー)
ISISの日本人人質のコラ画像問題について、同様の問題を再発させないためには不特定多数がアクセスする掲示板やSNS等において個人の匿名性をなくすことが必要であると思います。匿名性をなくすことで、投稿をする個人が自分の責任について意識させることが重要であると思います。