2019年3月24日。
名古屋にて「U-come2019」を開催いたしました。
今回の参加者で最年少は14歳!
中学生から社会人まで、全国各地から総勢72名が集まりました。
テーマは「在住外国人」。

OPENING
すこし緊張感が漂う中、会場が暗くなり、オープニングムービーが始まりました。
ムービーが流れた後で司会が登場! U-comeやユネスコの紹介をしました。

今回のテーマは『在住外国人』。そもそも『在住外国人』とはどのような人たちなのか。 クイズも交えながら簡単にですが説明をさせていただきました。

Communication&Meeting
お昼ごはんや休憩を挟みながら、大きく3つの観点から「在住外国人」について、そして「在住外国人」に関わる社会問題について考えました。
[ 第1部(生活環境) ]
“普段どんな場面で外国人を見かけるか?”という身近な問いにはじまり、
インターネットの記事を参考資料に、“なぜその問題が起きているか”について考えました。

そして、会場にオブザーバーとしてお越しくださっていた中国人の張さんや、日本語教室の先生を職とする羽山さんのお話を伺い、“その問題を解決するにはどうしたらいいか”ということをグループで話し合いました。




[ 第2部 (労働)]
外国人と一緒に会社で働くことに「賛成」か「反対」か、社長(スタッフ)の方針を聞きながら個々人で考えました。


そして、疑問点や気になること別に、「言語・文化」「技能実習」「その他」のグループに分かれました。
各グループにはそのトピックに職などで関わる者がついており、各々疑問や気になることを尋ねながら考えを深めました。
[ 第3部(学校) ]
ある学校で起きた、外国人差別に関する問題のインターネット記事を取り上げ、最初に記事に関する意見を話し合いました。
実はこの記事、基は国名が書かれていたところを敢えて『外国人』表記に替えていました。出身国はどこか考えてもらいました。(正解はタイ)

“もしかしたら、それまでの環境で培ったイメージや考えが、時に人と人との間の差別につながのかもしれない”。
そのような“決めつけ”をなくすことはできないのかについて話し合いました。
Communication&Meetingのまとめ
ここまで「在住外国人」についていくつかの角度で考えてきましたが、 そもそも「外国人」ということばがある種の差別にあたるのではないか。
「外国人」に替わる良いことばは何かないのか。 グループ毎にアイディアを出しました。






HOW DO YOU BUILD YOUR PEACE?
1人1人、今日ここまで考え話し合ってきたことを踏まえ、
これから自分はどう行動していくかについて考え画用紙に書き、他の人たちと共有しました。





エンディングムービーで1日を振り返り、代表が言葉を述べて閉会。 その後短い時間ですが、同会場で懇親会も開催しました。

U-comeとして、社会問題に対する正解はありません。
U-comeは「きっかけ」の場です。
参加してくださり、関わってくださった方ひとりひとりが社会問題に向き合い、考え、大きくても小さくても行動すること。
それが社会問題の解決、そして平和に近づくと信じてこれからも私たちは活動していきます。
- 主催:U-come
- 後援:公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、名古屋ユネスコ協会、岐阜県ユネスコ協会、豊橋ユネスコ協会
- 協賛:特殊東海製紙株式会社、げんき家 正
